Story
使われなくなった長屋を、人を迎える宿へ。
青いトタンに覆われた、築古の長屋。長らく使われていなかったこの建物を、取り壊すのではなく「宿として継ぐ」ことから、計画は始まりました。まず取り組んだのは、住居から宿泊施設への用途変更。建築基準法や旅館業法の要件を一つずつ確認し、可否を見極めるところから設計を進めました。
内部は間取りから見直し、一棟まるごと滞在できる空間へ。床にはヘリンボーンを敷き、建具は黒框で引き締めることで、古い建物の温かみと現代的な端正さが両立する、ナチュラルモダンな宿へと編み直しました。
用途変更の手続きから設計・施工まで、すべてを一貫して手がけました。使われなくなった建物が、旅する人を迎える場所として、新しい役割を得た一棟です。








